県立豊橋商業高校の生徒が地元の企業と共同で開発したベーグルサンドが、豊橋市駅前大通2の「エムキャンパス」で週末限定販売されている。地元産の食材を活用していることに加え、ヘルシーな仕上がりが評判を呼び、すぐに売り切れる。
商品名は「スモークサーモンとクリームチーズのベーグルサンド」。豊橋商業グローバルビジネス課グローカルコースの生徒38人が、地元で麦を販売する「豊橋糧食」と「豊市パン」と共同開発した。420円。最大の特徴は、石巻山の麓で生産されたもち麦を使っていること。糖質が少なく、食物繊維が豊富で、もちもちとした触感が特徴だ。
豊橋商業は、SNSの活用や地元FM放送局での番組運営など実際のビジネスを体験することを通じて学んでもらう取り組みを加速させている。ベーグルサンドも「商品開発と流通」という授業の一環で、生徒たちが商品開発、マーケティングなどを1年かけて続けたという。人気のため、平日の販売も視野に入れる。
ベーグルのほか、石巻町で生産された大麦を使ったおにぎりも開発。「三遠ネオフェニックス」の試合会場での販売を予定しているが、地元食材の大葉を使うなど試行錯誤を進めている段階だ。
おにぎり販売を目指す2年生の榊原楓さんは「『豊橋の食材を使って』という課題で、スーパーで下調べをしたり、母親に助言を求めたりしています。おにぎりの中に入れる具材もすべて豊橋産、東三河産で完結させて地方経済の活性化も狙いたい」と抱負を語った。
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鎌倉市出身の45歳で四人の子育て真っ最中。NHK記者として11年仕事をしてきた。その後、豊橋に住んで今年で10年目。東三河地域でいまだ日の目を見ぬ素晴らしい取り組みをしている企業に東愛知新聞で光を当てることができるよう取材している。趣味はサッカーと筋トレ。
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