豊川市は、オリジナル乳歯ケースを作った。定住促進グッズの一つで、3歳児健診の受診時などに無料で配る。
直径10㌢、厚さ2・5㌢の丸形のプラスチックケース。乳歯を20本入れられるように区切ってある。表面には、豊川をPRするマスコットキャラクター「いなりん」をデザインした。乳歯ケースを作るのは、全国の自治体でも珍しいという。
同市の自動車のプラスチック部品製造「プラセス」に、市が依頼して2000個を作った。同社から出た廃プラスチックを活用しており、SDGs(持続可能な開発目標)や循環型社会にもつながるよう配慮した。予算は99万8800円。
市内の中学1年の永久歯に虫歯がある子の割合は、2023年の調査で20・7%。県平均の14・8%より悪い。歯磨きをするきっかけにしてもらう。
3歳児健診では全員に、妊産婦歯科検診の受診者には先着順で配る。市内では毎年、約1500人の子どもが生まれている。来年度以降も継続する方針。
担当者は「歯の生え変わりは、子どもが成長する過程で重要な出来事の一つ。単なる保存用のアイテムではなく、子どもの成長を感じ、家族の大切な思い出を形として残してください。成長した子どもと一緒に豊川での思い出を振り返って」と話した。
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1973年生まれ、豊川市出身。建設業界に勤務後、96年に入社。2022年から豊川市を担当している。趣味は美術館巡り。ポッドキャストでラジオを聞くのも好きで、さまざまな番組を楽しんでいる。
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