若手経営者らの勉強会「吉田塾」(塾長、山本明彦元副金融担当相)は10日夜、豊橋市西松山町の山本事務所で第172回例会を開いた。講師は旭川市旭山動物園獣医師の篠原明さん。「動物園獣医の仕事と未来」をテーマに、動物園での業務や豊橋総合動植物園(のんほいパーク)との連携などについて語った。
京都市生まれ。自然の中で走り回る活発な幼少期を過ごし、将来の夢は動物園の飼育員。その後、市立堀川高校を経て、北海道大学獣医学部に進学。飼育員に必要な知識を学んだ。野生動物保全に関わる仕事に憧れるようになり、2021年から豊橋総合動植物公園で動物研究員に。22年から旭山動物園で獣医師として、学校教育活動や大学との共同研究のほか「ボルネオ保全プロジェクト」などに取り組んでいる。東南アジアのボルネオ島に生息する絶滅危惧種を守ろうと、旭山動物園や豊橋総合動植物公園など国内の5園と、NPO法人ボルネオ保全トラスト・ジャパン(東京都)で2018年に始まった活動だ。
象やオランウータンなど多様な野生生物が生息する一方で、活動拠点のマレーシア・サバ州などでは森林伐採の影響で行き場を失った動物が農場や人間の居住区に入り込でいた。そこで、篠原さんらは現地施設でのインターンシップ、環境教育プログラムの展開。保護施設の建設などに関わっている。篠原さんは「住む場所が少なくなり野生動物がかわいそうとの意見もあるが、現地民の営みもある。両者の距離感は難しい」と話した。
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1998年浜松市生まれ。昔からの夢だった新聞記者の夢を叶えるために、2023年に入社した。同年からスポーツと警察を担当。最近は高校野球で泥だらけの球児を追いかけている。雨森たきびさん(作家)や佐野妙さん(漫画家)らを取り上げた「東三河のサブカルチャー」の連載を企画した。読者の皆さんがあっと驚くような記事を書けるように日々奮闘している。趣味はプロ野球観戦で大の中日ファン。
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