豊橋市宮下町のアートサロン「彩華洞」で、「安藤圭亮 河合峰子 ふたり展」が開かれている。15日まで。
彩華洞は多彩な収蔵品展や地元作家の展示会などを通して、地域文化向上に寄与している。安藤さんと河合さんは地元の「アートサークル窓」東陵教室で近代日本美術協会理事の福田守男さんから指導を受ける仲間。ここでの発表は3回目。
河合さんは水彩画と油彩画計7点を発表。光の表現を模索し、水彩画からアクリル画を経て、油彩画にたどり着いた。空の色のグラデーションを美しく表現した水神池からの朝日、ユニークな構図で切り取った向山梅林園の古木、浜名湖ガーデンパークの緑に囲まれた人工滝を丁寧に描写して展示。水彩画は自身の散歩道を描いた風景画やホオズキなどを披露した。
安藤さんは色彩際立つ心象画11点を披露。快晴時の青や朝焼け、夕焼けのピンクをイメージしながら山と太陽を題材に自分の思いを入れ込んだ。富士山のシリーズ作品は平和や共生、安定の願いを込めて描き、「Harmony」と題したシリーズは沖縄の大石林山でガジュマルの森にある斎場から見た風景から、祈りをテーマに描いた神秘的な作品だ。
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愛知県豊橋市生まれ。大学卒業後、校閲記者として入社。1年後に報道記者に転身した。2020年から報道部長。芸術、福祉、経済・奉仕団体などを担当する。趣味は、かなりジャンルに偏りのある読書と音楽鑑賞。思考のそっくりな一人娘と趣味を共有している。
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