1575年の長篠・設楽原の戦いから450年の節目を迎えた新城市は、「戦国博覧会」を新城文化会館で8月30~31日に開く。歴史学者の講演をはじめ、参戦武将ゆかりの地の特産品販売などがある。
市制20周年記念事業の一つ。講演会は戦国時代研究の小和田哲男さんや、武田氏の研究で知られる平山優さんら6人を講師に迎える。会場は小ホールで講演ごと観客を入れ替える。聴講料1000円。定員400人で、市は事前予約を勧めている。予約は専用のホームページから。
また2日間にわたって「戦国市場」「戦国屋台村」を開催。市場は岡崎市や山梨県身延町など県内外から地元を各地をPRする。屋台村は屋外の「はなのき広場」でキッチンカーなどが出店する。ほかにも「戦国寺子屋」と題したワークショップ(参加無料)も企画する。大ホールでは30日午後3時から「戦国大演奏会」が開かれる。入場料500円。高校生以下無料。
問い合わせは新城市設楽原歴史資料館(0536・22・0673)へ。
講演会の講師と演題は次の皆さん。敬称略
【8月30日】午前10時半=山田邦明(愛知大学教授)「長篠・設楽原の戦いと地域の国衆」▽午後1時=小和田哲男(静岡大学名誉教授)「見直しが進む長篠・設楽原の戦い」▽午後5時=金子拓(東京大学史料編纂所教授)「鳥居強右衛門と彼を描いた旗指物」
【8月31日】午前10時半=黒田基樹(駿河台大学教授)「戦国武家女性の地位と役割」▽午後1時=平山優(健康科学大学特任教授)「長篠・設楽原の戦いと武田勝頼」▽午後3時半=澤田平(堺鉄砲研究会主宰)「武田家と火縄銃」
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浜松市出身。大学卒業後、母親の実家があった豊橋市に住む。スポーツを皮切りに、蒲郡市政担当15年を経て現在新城市と北設楽郡を担当する。映画ロケの炊き出しからご当地グルメとなった「ガマゴリうどん」など、まちぐるみで取り組む姿を取材するのが好き。
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