豊橋信金が「心理的安全性AWARD2025」でゴールドリング 信用金庫では初

2025/07/21 00:00(公開)
「心理的安全性 AWARD 2025」 で表彰を受けた山口進理事長(右端)ら豊橋信金の5人=都内で(提供)

 豊橋信用金庫は、「心理的安全性 AWARD 2025」で「ゴールドリング」を受賞した。信用金庫として初という。

 

 AWARDは、コンサルタント会社「ZENTech(ゼンテク)」が主催し、心理的安全性に基づいた効果的なチーム・組織づくりに取り組む事例を表彰する。豊橋信金は「10年ビジョン『夢を預かる、金融機関。』への取り組み」が高く評価された。2023年6月に開始した「Toyohashi Thinking 研修プログラム」や、信用金庫業界初の早期アントレプレナーシップ教育「TOYOSHIN STARTUP SCHOOL」などが含まれる。

 

 豊橋信金は、創立101年目の2022年7月に「長期経営戦略策定委員会」を発足。立場、役職、世代、性別の異なる9人の役職員が9カ月間議論を重ね、23年3月に10年ビジョン「夢を預かる、金融機関。」を策定した。

 

 ビジョン実現に向けた最初の取り組みとして、職員・組織の「考える力」を育むため、自主参加型の土曜勉強会「Toyohashi Thinking ゼミ」を開講。24年度からスタートした3カ年計画のコンセプト「営業店を手続きの場からエールの場へ」が生まれた。

 

 審査員からは、対話を通じた10年ビジョンづくりとその過程で経営陣へ直接提案できる雰囲気が生まれたこと、そして「お金を預かる、金融機関。」から「夢を預かる、金融機関。」へと再定義したことなどが評価された。また「Toyohashi Thinking」というスローガンを社内外に広め、営業店を「手続きの場」から「お客様へエールを送る場」へと再定義し、職員が仕事に誇りを持つことにつながっている点も高く評価されている。

 

 豊橋信金は「今回の受賞を機に、より多くの職員が仲間に加わり、変革の輪が広がっていくことを楽しみしています」とコメント。さらに「不安定な現代社会において『前例がない』は挑戦する理由になる。心理的安全性を土台に『夢を預かる、金融機関。』の実現に向けた取り組みをさらに広げていくのでご期待ください」と結んでいる。

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山田一晶

1967年三重県生まれ。名古屋大学卒業後、毎日新聞社入社。編集デスク、学生新聞編集長を経て2020年退社。同年東愛知新聞入社、こよなく猫を愛し、地域猫活動の普及のための記事を数多く手掛ける。他に先の大戦に詳しい。遠距離通勤中。

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