豊橋総合動植物公園(のんほいパーク)の植物園で双子のリュウゼツラン(アガベテキラーナ)が開花した。過去3回開花しているが、2本同時に咲いたのは初めて。管理する豊橋みどりの協会によると、見ごろは今後約1週間。
数十年に一度しか開花せず、その後は地下茎で古い株を受け継いだ個体が花を咲かせる。協会の記録が残る2014年以降、18年と20年にそれぞれ開花が確認された。
今回の個体は5月に茎が2本同時に伸び、高さ5~6㍍まで育った。何段にも枝分かれしたつぼみができ、下段から徐々に黄色い糸状の花をつけ始めている。
植物園管理グループの河邉誠リーダーは「開花しても地中で次の株に命が受け継がれる。温暖化で開花も珍しくなくなったといわれるが、2本同時に咲いた珍しいケースはないか」と来園を呼び掛ける。
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愛知県田原市出身。高校卒業後、大学と社会人(専門紙)時代の10年間を東京都内で過ごす。2001年入社後は経済を振り出しに田原市、豊川市を担当。20年に6年ぶりの職場復帰後、豊橋市政や経済を中心に分野関係なく取材。22年から三遠ネオフェニックスも担当する。静かな図書館や喫茶店(カフェ)で過ごすことを好むが、店内で仕事をして雰囲気をぶち壊して心を痛めることもしばしば。
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