市民の食の健康づくりを支えるボランティア団体「食生活改善推進員(食改)」を補佐する「食改サポーター」を学生から起用しようと、豊橋市保健所は豊橋創造大学と連携し、初の取り組みとして「食改サポーター養成講座」を開いた。
食改は全国で約10万人が活動する。豊橋では現在、60~70代中心の28人が、料理教室や保育園での食育活動、行政や地域のイベントで正しい食生活の啓発活動に励む。近年、高齢化が進んで会員数が減少し、活動が縮小していることなどが課題となっていた。
講座は創造大に声掛けして実現。食育活動や料理教室のサポートのほか、SNSで活動を発信してもらう。学生は幼児と触れ合いながら食育が学べたり、料理を覚えたり、地域貢献ができたりするメリットがある。
大学、短大から1~2年生計8人が参加。山本志野副会長ら推進員3人から座学を受けた後、実技を学んだ。実技では「ぱぱっと作ろ おうちごはん」と題し、「カオマンガイ」「オクラとトマトのスープ」など4品に挑戦。協力しながら簡単で栄養バランスの良い料理を作った。
短期大学部幼児教育・保育科2年の名嘉眞美幸さんは「調理は楽しかった。子どもたちに食育を伝えるのが楽しみ。自分の勉強にもなる」と話した。山本副会長は「若い方のリーダーとして地域で頑張ってもらいたい」と期待する。今後も年1回講座を開く予定という。
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愛知県豊橋市生まれ。大学卒業後、校閲記者として入社。1年後に報道記者に転身した。2020年から報道部長。芸術、福祉、経済・奉仕団体などを担当する。趣味は、かなりジャンルに偏りのある読書と音楽鑑賞。思考のそっくりな一人娘と趣味を共有している。
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