蒲郡市観光協会は、同市元町の市観光交流センター「ナビテラス」で市内の温泉地をモチーフにした二次元キャラクター「蒲郡海詩(がまごおり・うた)」の等身大パネルの設置と、オリジナル缶バッジの販売を始めた。
「蒲郡海詩」は国内外の各温泉地を擬人化した「温泉むすめ」の133番目のキャラクター。蒲郡の温泉の魅力を幅広い世代に発信する目的で、温泉むすめを手掛ける「エンバウンド」に声掛けし実現した。
市観光協会は7月に登場して以降、SNSを中心にPR活動に取り組んでいる。結果、これまで蒲郡に訪れたことがなかった人が、「蒲郡海詩」をきっかけに足を運ぶようになり、新たな顧客層の獲得につながっている。
缶バッジはさらなる誘客と蒲郡を訪れる機会にしてもらう。1個300円で販売(1人二つまで)している。等身大パネルは声を務めた声優の林鼓子さんのサインが添えられているほか、一緒に記念撮影ができる。
また、パネル近くには特設コーナーも設置した。ファンが持ってきた全国各地の温泉むすめの缶バッジやグッズなどを見ることができる。
市観光協会の鹿野公朗さんによると、8月30日に販売を始めたが、すでに県内をはじめ、東京や兵庫、山形、熊本などから大勢のファンが訪れ、缶バッジを買ってパネルと一緒に撮影したり、実際に市内を巡って観光したりしているといい、市内の魅力発信にもつながっているとした。
埼玉県から足を運んだファンの「たっか~」さんは「久しぶりに蒲郡に来た。温泉むすめをきっかけに市内を散策してみたい」と笑顔で話した。
現在、市観光協会はいろいろな事業者に参画してもらうよう声掛けをしている。ゆくゆくは市内全域で蒲郡海詩を活用したスタンプラリーの開催を考えている。また、南知多や舘山寺(静岡県)の温泉むすめを含めた広域で連携していきたいとした。
鹿野さんは「市内にはいろんな観光スポットや深海魚を使った食べ物があります。蒲郡海詩を通して蒲郡の観光を楽しんでほしい」と述べた。
「温泉むすめ」は2017年、「エンバウンド」が東日本大震災後の東北に再び活気を取り戻すとともに、全国を網羅的に盛り上げるための地域活性化プロジェクトとして始まった。観光客誘致と地域活性化につなげている。
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愛知県蒲郡市生まれ。2020年、地元蒲郡が好きで東愛知新聞社に入社。同年から蒲郡担当、市政や地域行事、文化など全般を取材。ドローンを使って東三河の名所を空撮したルポ「大二朗記者の空からの訪問」を不定期連載。これまで、三河大島や三河国分尼寺跡、日出の石門などを空撮してきた。ドローン技術向上のため、国家資格「一等無人航空機操縦士」を24年に取得。読者の皆さんが楽しんでもらえる記事と記憶に残る写真を掲載できるよう、日々、頑張っていきます。
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