豊橋技術科学大学は16日、ロボット技術開発に取り組む学内の研究室を一般公開する「オープンラボ」を開いた。研究成果や知見の社会実装を目指し、自動化や省力化に役立つ技術を求める企業や自治体などの関係者らが研究室を巡った。
情報・知能工学系や機械工学系のほか、「次世代半導体・センサ科学研究所」が連携する領域の八つの研究室、ロボコン同好会が研究成果などを披露した。
センサーによる画像診断を用いたロボットを開発する研究室では、2次元と3次元の画像データで障害物などの情報を診断。来た人に建物内を案内したり、農園などの作業を担ったりするロボットに応用できる点などを説明した。
犬型ロボットの歩行実演では、参加者から「車輪ではなく四足歩行とした理由」や「振動がセンサーに与える影響」などの質問があった。
ロボコン同好会も過去に全国優勝したロボットや今年度国内準優勝の機器を紹介した。
三浦純教授(情報知能工学系)は「大学の持つ技術を社会実装につなげるきっかけにしたい。企業や自治体関係者のニーズを掘り起こすことから始めたい」と話した。
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愛知県田原市出身。高校卒業後、大学と社会人(専門紙)時代の10年間を東京都内で過ごす。2001年入社後は経済を振り出しに田原市、豊川市を担当。20年に6年ぶりの職場復帰後、豊橋市政や経済を中心に分野関係なく取材。22年から三遠ネオフェニックスも担当する。静かな図書館や喫茶店(カフェ)で過ごすことを好むが、店内で仕事をして雰囲気をぶち壊して心を痛めることもしばしば。
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