蒲郡市は、図書館と市民会館などを一つにまとめた複合施設「みらいキャンバス」を、蒲郡駅近くのパチンコ店跡地に２０３１年春に開設する。この中にできる図書館について、市立蒲郡南部小学校の４年生65人が「こんな図書館ができたらいいな」と考え、展示する

「みらいの図書館」が市立図書館で開かれている。24日、児童が来館者にインタビューした。

　展示には、児童たちが考えた夢が詰まっている。数々の模型を作り、寝そべって本が読める▽プラネタリウムを併設する▽飲食できる▽２階から１階に降りられる滑り台▽土産を買えるようにする▽ホテルを併設▽靴を脱いでくつろげる場所をつくる－など。

　児童は模型を見た人の話を聞こうと、図書館に来た。来館者は「いろいろなことができて楽しそう。子どもと一緒に来てみたい。寝転んだり、食べたりしながら本を読めるのは良い」などと答えた。

　久米歩さんと小出有紗さんは「今の図書館も本がたくさんあっていいけれど、新しい図書館は皆さんがもっと喜んでくれるようになってほしい」と話した。展示は28日まで。

　市は子どもたちの意見も参考に、詳細な設計を進める。