「第25回高校生ものづくりコンテスト全国大会」(松山市、11月8~9日)の旋盤作業の部に出場する県立豊川工科高校機械科3年の佐野奨紀さんが、大会に向けて豊川市宿町の精密歯車製造販売「永田鉄工」で練習に励んでいる。「優勝以外は考えていない」と意気込みを語る。
大会では二つの鋼を削り、その加工精度と仕上げを競う。大会で金属を削るために使う汎用旋盤の機種が事前に決まっており、ほぼ同じ物が永田鉄工にあることが分かり、会社の好意で練習させてもらうことになった。
汎用旋盤には、さまざまな種類があり、体の位置、操作方法、刃物の取り付け方などが違う。同じ機種で練習すれば、本番でスムーズに加工できる。優勝するためには、同じ機種で、どれだけ練習できるかが鍵になる。
指導教員の松下尚弘さんが同じ機種があるメーカーを探した。大会で加工する課題はすでに発表されており、9月末から練習を始めた。ほぼ毎日のように通い、授業後の午後4時から同6時半と土曜の午前8時半から午後0時半まで作り続ける。高い集中力で黙々と取り組む。精度だけでなく、表面に傷をつけないなどにも注意を払う。問題が出た場合は、解決する方法を考え改善していく。
永田鉄工の担当者は「優勝を目指して頑張ってほしい。そのための支援をしたかった」と話す。本番で機械のセッティングなどを補助する同級生の野澤快生さんは「スムーズに作業できるよう、しっかりとアシストする」と張り切る。
佐野さんは「1000分の1㍉の精度が出せるよう練習しています。加工はもちろんですが、問題を見つけて改善していく過程も楽しいです。皆さんの応援に感謝し、大会では優勝を目指します」と練習に励む。
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1973年生まれ、豊川市出身。建設業界に勤務後、96年に入社。2022年から豊川市を担当している。趣味は美術館巡り。ポッドキャストでラジオを聞くのも好きで、さまざまな番組を楽しんでいる。
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