高市早苗内閣で内閣府とデジタル担当の副大臣に就任した今枝宗一郎衆院議員(愛知14区)が24日、東愛知新聞社を訪れ、就任の経緯と抱負を語った。
2回の文部科学副大臣に続いて3回目の就任。筆頭副大臣でもある。今枝氏はまず、応援してくれた人々への謝辞を述べた。
続けて、高市首相の特命があったことを明らかにした。内閣府副大臣としての大きな役割は行財政改革。高市首相は全省庁を挙げて事業や投資を進める「責任ある積極財政」を掲げる。同時に国民の「無駄な予算が使われているのではないか」という心配に応える必要がある。「徹底的に無駄を削り、必要な予算に振り分けるという重要な役割を託された」と語った。
デジタル担当としては、賃金アップにつながる経済環境の整備が重要なテーマ。物価高を乗り越え、持続的に賃金が上がり続ける経済を実現するためには、中小企業や小規模事業者の生産性向上が不可欠だ。人手不足を解決するためにも、あらゆる事業者がデジタルやITを活用できる環境を整える必要がある。「DXで生産性を大きく向上させることで、給料アップにつながる。このような好循環を作ることが私の役目。『誰一人取り残さないデジタル化』を目指す」と語った。
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1967年三重県生まれ。名古屋大学卒業後、毎日新聞社入社。編集デスク、学生新聞編集長を経て2020年退社。同年東愛知新聞入社、こよなく猫を愛し、地域猫活動の普及のための記事を数多く手掛ける。他に先の大戦に詳しい。遠距離通勤中。
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