田原市が栽培と出荷で日本一を誇る菊をPRする「36回渥美半島菊花大会」(実行委員会主催)が10月31日、同市野田町の「サンテパルクたはら」で始まった。地元の愛好会や子どもらが仕立てた鉢花やアレンジ作品などがが並ぶ。初日は審査会があり、最優秀の総理大臣賞などの受賞作品を選んだ。6日まで。東愛知新聞社後援。
審査会には鉢花「大菊大輪」部門をはじめ、盆栽など「小菊」や「切り花」など5部門に約600点が出品された。花の開き具合やボリューム、茎の背丈のそろい方などを確認した。
もっとも作品が多い大菊大輪「三本仕立て」は単鉢か三組の鉢に3本を植えたもの。花のそろい方や3種類の茎を配置ごとに「天、地、人」と呼んで高さを少しずつ変化させる。三鉢組は奥へ進むにつれ高さが増し、花が立体的に見える美しさも競う。
実行委の吉田和子委員長は「温室や露地で1人30~50鉢を育てる。近年は長引く猛暑で、立ち枯れや日焼けなどの生育障害に悩まされている。会場にはそんな厳しい環境を乗り越えた作品が並んでいるので、出来栄えを見てほしい」と話す。
期間中は華道「松月堂古流松友会」の生け花展も併催。音楽ライブなどもある。
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愛知県田原市出身。高校卒業後、大学と社会人(専門紙)時代の10年間を東京都内で過ごす。2001年入社後は経済を振り出しに田原市、豊川市を担当。20年に6年ぶりの職場復帰後、豊橋市政や経済を中心に分野関係なく取材。22年から三遠ネオフェニックスも担当する。静かな図書館や喫茶店(カフェ)で過ごすことを好むが、店内で仕事をして雰囲気をぶち壊して心を痛めることもしばしば。
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