豊川市は、バスの運転手不足対策や運行ノウハウの蓄積のために、自動運転バスの実証実験を12月11~26日の16日間行う。運転士が乗務し、必要に応じて操作する「レベル2」の運行。
東三河では豊橋市に次いで2例目になる。区間は豊川駅とイオンモール豊川を結ぶ5・7㌔で、イオン豊川開運通店、市役所、総合体育館を経由し、姫街道などを通る。使う車両はBYD社製の電気小型バスで、定員は立ち席5人を入れて18人。市のマスコットキャラクター「いなりん」をラッピングする。1日5往復。
車内の音声案内は、とよかわ広報大使で俳優の渡辺いっけいさんが担当する。三河弁を使い、豊川稲荷で来年72年ぶりの御開帳があることなどを紹介する。渡辺さんは「16日という短い期間ですが、一人でも多くの人に乗車してほしい」とメッセージを寄せた。
乗車は予約制で、空きがあれば予約無しでも乗れる。12月5日から専用サイトで受け付けを始める。運賃は無料だが、乗車後にアンケートに答える。
使用するバスは12月6日にイオンモール豊川である「公共交通フェスタ」の中で展示する。この際、小学生以下の子どもを対象に、いなりんの肉球をイメージしたシールにメッセージを書いてもらい、車体に貼ることができる。
市では今回の実証実験の結果を踏まえ、本格導入を検討する。問い合わせは市街地整備課(0533・95・0264)へ。
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1973年生まれ、豊川市出身。建設業界に勤務後、96年に入社。2022年から豊川市を担当している。趣味は美術館巡り。ポッドキャストでラジオを聞くのも好きで、さまざまな番組を楽しんでいる。
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