田原市で県内有数の生産量を誇るシクラメンの出荷が最盛期を迎えている。同市堀切町の鈴木智文さん(59)の園芸施設には赤や白など色とりどりの鉢花が並ぶ。
鈴木さんの農園では温室8棟、約7500平方㍍に3種類10色のシクラメンを栽培している。この時期は欧州原産の「アルール」という品種が出荷ピークだという。
花びらは赤や白、ピンクなどの単色のほか「リップ」と呼ばれる縁が白いタイプも人気だ。
今夏は猛暑の影響で苗が弱るなど約2割が生育不良となったが、成長を促すホルモン処理などで乗り切ったという。
市内では年間23万2000本を出荷し、産出額とともに県内2位の産地として知られる。出荷した鉢花は関東や関西の市場を経て店頭に並ぶ。
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愛知県田原市出身。高校卒業後、大学と社会人(専門紙)時代の10年間を東京都内で過ごす。2001年入社後は経済を振り出しに田原市、豊川市を担当。20年に6年ぶりの職場復帰後、豊橋市政や経済を中心に分野関係なく取材。22年から三遠ネオフェニックスも担当する。静かな図書館や喫茶店(カフェ)で過ごすことを好むが、店内で仕事をして雰囲気をぶち壊して心を痛めることもしばしば。
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