豊川市の豊川稲荷総門前に28日、商業施設「門前テラス縁福」がグランドオープンした。関係者が出席し、看板の除幕式やテープカットが行われ、新施設の門出を祝った。
旧施設が老朽化したため、来年11月にある御開帳に向けて建て替えた。土地は稲荷が所有しており、稲荷が建物を建設して貸し出した。敷地は800平方㍍、建物は鉄骨2階建て延べ690平方㍍。和モダンの雰囲気で、参拝客たちがくつろげる場所になっている。
1階には解体前の建物で営業していた「門前そば山彦」「おきつね本舗」「ヤマサちくわ」と串カツ店「EASE(イーズ)」の計4店舗が入る。2階には和菓子店「とみかわや」が入店し、約50人が利用できるテラス席を用意した。
福山憲隆住職は「豊川稲荷の目の前に、多くの参拝客が集う場所ができた。皆さんの心の安寧につながる施設になってほしい」と述べた。
また門前テラスから豊川駅方面へ約70㍍の場所には、居酒屋や飲食店など5店が入る「いなり門前テラス」が今月オープンしている。御開帳に向けて門前商店街が徐々に整備されている。
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1973年生まれ、豊川市出身。建設業界に勤務後、96年に入社。2022年から豊川市を担当している。趣味は美術館巡り。ポッドキャストでラジオを聞くのも好きで、さまざまな番組を楽しんでいる。
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