貯水率低迷が続く豊川水系に対し、天竜川水系の佐久間ダムから豊川へ水を送る「佐久間緊急導水」が25日午前10時から始まった。導水が認められるのは本来、5~9月だが、1985年1~2月に導水が実施された例がある。
豊川水系の貯水率は24日午前0時現在、宇連ダム58・3%、大島ダム49・7%、ダムと調整池全体で62・7%となっている。宇連ダムは一時、貯水率が0%になったが、その後回復した一方で、依然として平年を下回る状況が続いている。これから本格化する農業用水の需要増加を見据え、豊川緊急渇水調整協議会は早期の対策が必要と判断した。
導水量は毎秒4・2㌧で、取水総量は850万㌧以内を予定している。期間は5月5日まで。今回の操作は、新城市にある宇連ダム操作室から遠隔で行われる。ただし、天竜川下流の利水に支障が出る恐れがある場合は関係者で協議を行うほか、降雨によって豊川の自流のみで大野取水口などの必要水量が確保できる状況になれば、導水は一時停止される。
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1967年三重県生まれ。名古屋大学卒業後、毎日新聞社入社。編集デスク、学生新聞編集長を経て2020年退社。同年東愛知新聞入社、こよなく猫を愛し、地域猫活動の普及のための記事を数多く手掛ける。他に先の大戦に詳しい。遠距離通勤中。
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