豊橋市中央図書館で「まんが展」

2016/11/13 00:00(公開)
多くの資料でまんが文化を紹介する「図書館のまんが展」=豊橋市中央図書館で
 豊橋市中央図書館2階展示コーナーで、豊橋市制110周年記念の図書館資料展「図書館のまんが展」が開かれている。まんがの歴史や変遷をパネルや多くのまんが本で紹介しており、幅広い年代の来場者が足を運んでいる。12月25日まで。
 会場では「まんがとは?」「まんがの歴史」「明治のまんが」「昭和・戦中のまんが」「まんが界の巨匠 手塚治虫」「昭和40年代のまんが」「平成のまんが」「巨大ビジネス化するまんが」など15項目のブースを設置。同館や個人の蔵書の数々を展示している。
 「鳥獣人物戯画」から始まる日本のまんがを年代順に資料や実物、復刻本などで紹介。明治時代の風刺漫画、戦争に影響された「少年倶楽部」などの漫画雑誌、戦後の「赤本」などを並べたほか、日本のまんが史におけるエポックメーキングな役割を果たしたといえる「新宝島」をはじめとする多くの手塚治虫作品、まんがから派生したアニメ雑誌、同人誌、各種グッズまで網羅した。
 ショーケースにはアンパンマンの画風の変遷が分かるやなせたかしの数々の直筆サインほか、地元ゆかりのまんが家を含む多くの作家のサインやサイン本も出展。また、同館所蔵のまんが本1000冊も並べ、期間中は自由に閲覧できる。
 記念イベントとして、12月23~25日は「世界名作劇場」上映会や3日間限定の「まんが喫茶:とよとしょ」などを予定。12日は「おはようリュウくん」や東愛知新聞連載「東さんち」などで知られる地元まんが家・鵜飼U子さんを講師に「4コマまんが教室」が開かれた。年中児から60代まで幅広い年代の市民が参加、鵜飼さんからまんがの描き方を教わると、早速、起承転結を考えながら原稿用紙にペンを走らせていた。「みんな真剣で驚いた。自由にのびのびと描いている。楽しむのが一番」と鵜飼さん。4人の子どもと共に参加した市内の古賀郁美さんは「昔まんがが好きだった。まんがが描けるなど得意なことがあるのは楽しいもの。子どもたちにも楽しさをわかってほしい」と話していた。
(田中博子)
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