豊川でシクラメンの出荷が始まる

2016/11/25 00:00(公開)
クリスマスに向けて出荷作業が進むシクラメン=豊川市御津町で
 クリスマスシーズンに向けて、豊川市のJAひまわり管内でシクラメンの出荷が始まった。御津町にある荻野伸治さん(44)の約4600平方㍍のハウスでは、色とりどりで、大輪のパステルや花弁が波状のフリンジなど14種類を栽培。パステルは紫の「ベートーベン」や赤の「ヨハンシュトラウス」、薄いピンクの「バッハ」など作曲家シリーズが人気だ。
 24日はパート職員らが枯れ葉を切ったり、花を寄せて見栄えをよくするなど出荷作業に追われた。今年は秋に雨が多かった影響で開花が例年より2週間近く遅れたが、荻野さんは暖房機で室温を上げて対処した。「水のやり過ぎで枯らしてしまう方が多い。玄関など、暖房のない場所がお勧め」と話している。
 同JA管内には17人の生産者がおり、産出額や約58万鉢の生産量は国内最大級。一般小売価格は1鉢800~1000円。
(由本裕貴)
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