東京で東三河ブランドショップ実証実験

2016/12/03 00:01（公開）

政治・行政

広域連合が始めた東三河ブランドショップ実証実験=東京・浅草で、東三河広域連合提供

　東三河広域連合が、東京・浅草の商業施設「まるごとにっぽん」で「東三河ブランドショップ」の実証実験を始めた。１日から４日まで実施、年明け（１月12～15日）にも東京・丸の内で行い、今後の出店の可否など実現性、実効性を検証する。
　昨年度、出店のコンセプトを決定する判断材料を収集するための実現可能性調査を実施。その結果、東三河が目指すアンテナショップのモデルとして「ブランドショップ」が打ち出された。
　東三河にしかない希少な商品や選りすぐりのコンテンツを提供し、東三河ブランドを向上させる。
　このため「観（み）たことない。食べたことない。行ったことない。東三河」をタイトルに実証実験を開始。会場では「美」「健康」「食」「歴史」「自然」などをコンセプトに体験講座や展示、物産展を行っている。
　国内では東栄町で唯一採掘されている化粧品に使われる原材料の絹雲母（セリサイト）を材料にしたファンデーション作り、同町産のハチミツを使った「なめらかリップクリーム作り」を開催。１、２両日は、東三河特産の大葉と地元企業のごま油を材料に美容に効果があるとされる料理の教室も開いた。
　また、東三河に伝わる伝統の手筒花火と三河木綿を展示し、手筒は仮想体験も用意、来場者に魅力を体感してもらっている。
　物産展では、特産の花、渥美半島のノリ、湯谷温泉の入浴剤、有機栽培の茶と紅茶、地元産を材料にしたジャムなどを並べ、東三河の多彩な魅力を紹介している。
　広域連合では、２カ所で実証実験を行い、首都圏の消費者の反応を見て今後の出店の形、実現性を探っていく。
（中村晋也）

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