18日の公演へ劇団豊橋演劇塾の稽古も佳境

2016/12/11 00:00(公開)
稽古に励む団員ら=豊橋市内で
 地元のアマチュア劇団「劇団豊橋演劇塾」(岡本元一代表)による公演「死に顔ピース」が18日午前11時からと午後4時から、豊橋市の穂の国とよはし芸術劇場プラット・アートスペースで開かれる。終末期医療をテーマにした、ユーモアあり、涙ありの物語を、団員が熱く演じきる。豊橋市市制施行110周年記念事業市民提案イベント。
 同演劇塾は、市教委主催の市民大学トラム「演劇講座」修了生ら約15人で1997年に結成。“市民のための市民による演劇の創造”をスローガンに旗揚げし、現在は20~70代の団員約25人が在籍。毎年、同市東田校区子ども会主催で劇を披露しているほか、年1回ペースで自主公演を実施。市内外の催しなどにも参加している。
 プラットでの公演は今回で3回目。上演する「死に顔ピース」(原作・古城十忍、演出・有村星香)は、実在する開業医の経験をモデルに創作された作品。余命わずかと知った時、自分はどう終焉を迎えたいのか…。患者や家族、寄り添う医師の立場を通し、幸せな旅立ちについて考えていく。
 キャスト・スタッフは客演2人を含む計25人。本番を前に稽古も佳境、現在は週5ペースで演技を煮詰めている。岡本代表は「終末期緩和医療とそれにかかわる医師、患者、家族の姿を通して幸せとは何かを問う、素敵な家族の物語。ご期待を」と来場を呼び掛ける。
 チケットは前売2000円(当日2300円)。午前11時の回はチケットがほぼ完売、午後4時からの回は購入可能。問い合わせは豊橋演劇塾の岡本さん(080・5104・3865)へ。
(田中博子)
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