新城・鳳来寺山の傘杉 しめ縄を掛け替え

2016/12/30 00:00(公開)
傘杉の幹にしめ縄を飾る保存会メンバーら=新城市門谷で
 新城市の鳳来寺山中腹にある傘杉(かさすぎ)で29日、地元住民によるしめ縄の掛け替えが行われた。住民らが麓から力を合わせて運んで長さ7・5㍍、直径10㌢のしめ縄を飾りつけ、迎春準備を整えた。
 傘杉は鳳来寺山登山口の石段から約320段目にある。樹齢約800年、幹の太さは8㍍、高さが約60㍍ある。
 地元住民らでつくる保存会(小笠原則彦会長)メンバーと鳳来寺中学校生徒が参加し、旧門谷小学校からしめ縄を担いで石段を登った。午前11時過ぎには高さ4・2㍍付近に飾り付けた。
 しめ縄は毎年1年間飾っているが、今回は同じ物を2つ作っており、来年6月に掛け替える。
 傘杉へのしめ縄は太平洋戦争終戦後、復員兵たちが無事を祈って飾ったのが始まり。1981(昭和56)年から2010年まで地元農家で続けた。2年前からは住民有志で保存会をつくって引き継いでいる。飾り付けは「福」にちなんで毎年29日に行っているという。
 小笠原会長は「来年は新城市内や国内の皆さんが幸せになってもらえば」と話している。
(安藤聡)
続きを読む

購読残数: / 本

この記事は登録会員限定です
この記事は有料購読者限定記事です。
別途お申し込みをお勧めします。
最新記事

日付で探す

さわらび会 藤城建設 光生会 蒲郡信用金庫 虹の森 住まいLOVE不動産 パーソナルカラー診断の名古屋・愛知
158商品のおすすめドッグフードを比較 hadato 肌を知る。キレイが分かる。 全国郷土紙連合 穂の国