東三河5市で仕事始め

2017/01/05 00:00(公開)
仕事始め式であいさつする佐原市長=豊橋市役所で
 官公庁の仕事始めとなった4日、東三河の5市でも市長が今年の方針などを述べ、新年の業務をスタートさせた。
 【豊橋市】市役所講堂で開き、幹部職員ら約170人が出席した。
 同市が発祥地とされる江戸末期の民衆運動「ええじゃないか」から150年の年を迎え、佐原光一市長は「どうでもええじゃないかではなく、チャレンジする気持ち、失敗してもええじゃないか、前に進んでいこうという前向きな強い言葉と捉えて挑戦していきたい。市制110周年事業ではたくさんの人がつながり、大きな力となって進めることができた。いろいろな人がつながることで課題を解決することもできる。縁を大切にしながら市役所の活動につなげていきたい」と抱負。
 今年は4月から生ごみの分別収集が始まり、初の道の駅整備などもある。職員には「将来、大きな花を咲かせるか、収穫できるかは、われわれの仕事にその行方がかかっている。職員一丸となってさまざまな事業を前進できるよう取り組んでほしい」と呼び掛けた。
 【豊川市】山脇実市長は市役所で、課長補佐級以上の管理職員約200人以上を前に新年の訓示。昨年末の高齢者が死亡した交通事故や、年明けの殺人事件の発生を残念に思う一方で、正月は好天にも恵まれ、豊川稲荷に約145万人の参拝客が訪れたことに「非常に多くの方が訪れてくれた。このような良いことが続いてほしい」と期待した。
 米国のトランプ大統領就任については「日本との関係がどのようになっていくかが大変心配だが、政府の対応を注視し、市政をしっかりと運営していきたい」。改めて今年のモットーに「笑顔で、明るく、元気よく」を掲げ「1年間、明るい職場づくりで皆さんと一緒に頑張っていきたい」と話した。
 【蒲郡市】市役所で午前9時から職員70人が出席して行われた。
 稲葉正吉市長は「世界経済や国の施策、他市の動向にアンテナを高くして情報収集に努め、蒲郡市の行財政運営や、経済、産業界の動きに遅れをとることのないよう職員の皆さんと共に取り組んでいきたい」と意気込みを語った。
 また、昨年の始め式に引き続いて仕事やプライベート面で目標を立てて1年間の生活を送ることをすすめた。
 【新城市】市勤労青少年ホームで部課長70人が集まって午前9時半から行った。
 穂積亮次市長は人口減少の中での地方創生の新たな取り組みの必要性を挙げ、「新東名高速の開通を大きなバネとして、産業、住宅整備などまだまだやり残している課題がたくさんある。第1次総合計画から第2次計画へのバトンタッチをしっかりとやりながら新城の明日を皆さんと共に築き挙げていく決意であります」と年頭の訓示を述べた。
 【田原市】市役所講堂で開き、山下政良市長が幹部職員ら約150人を前に年頭のあいさつをした。
 昨年を振り返った
あと、税収確保への取り組みを促す一方、山下市長は「守りではなく、攻めの行政を行う。まちづくりでは、旧3町が平等に発展することが必要」と述べた。
 田原地区の駅前で計画するホテル誘致、赤羽根地区の区画整理とサーフタウン構想の推進などを挙げ、渥美地区の伊良湖と福江中心市街地、臨海部でのバイオマス発電事業者進出の見通しにも触れた。
 職員には「さまざまな知恵とアイデアを出してもらい、一緒に渥美半島を元気にしていきたい」と呼び掛けた。
続きを読む

購読残数: / 本

この記事は登録会員限定です
この記事は有料購読者限定記事です。
別途お申し込みをお勧めします。
最新記事

日付で探す

蒲郡信用金庫 藤城建設 住まいLOVE不動産 虹の森 さわらび会 光生会 パーソナルカラー診断の名古屋・愛知
158商品のおすすめドッグフードを比較 hadato 肌を知る。キレイが分かる。 全国郷土紙連合 穂の国