母校で2度目の卒業式

2017/03/15 00:00(公開)
児童たちがつくるアーチをくぐる伊藤校長=新城市新城小学校で
 今月末に定年退職する新城市立新城小学校の伊藤雅朗校長(60)の「卒業式」が14日、同校で開かれた。事前に知らされていなかった伊藤校長は児童から卒業証書を受け、「48年前にこの地で卒業証書を受けてこれで2度目となりました。後輩の皆さんには元気に学校生活を送ってほしい」と感想を述べた。
 この日は16日に行われる児童たちの卒業式に向けた全体練習があり、その後に6年生児童たちが「ちょっと待ってください」と制止してサプライズ卒業式が始まった。
 6年生が司会して「校長先生クイズ」を行ったり、全校児童367人で合唱した後、加藤優衣さん(6年)が伊藤校長に卒業証書を手渡した。また感謝の気持ちを伝える垂れ幕も登場した。
 証書は「4年間新城小学校の校長として私たちに夢や希望を与えてくれました。38年間いつも情熱を持ち私たちを教えてくださりありがとうございました」などと児童たちの手で書かれた。
 児童たちが作るアーチをくぐり、拍手を受けて体育館を後にした。
 伊藤校長は鳳来中部小を皮切りに東郷、新城中学、愛教大岡崎中額、作手巴小、八名中校長などを歴任して母校新城小で4年間校長を務めている。
     (安藤聡)
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