30日に「カントリー・ブルース・ヘブンinとよはし」

2017/04/18 00:00(公開)
「この機会にカントリー・ブルースの格好良さ、楽しさを体験してほしい」と話す銀次郎さん=豊橋市老津町で
 ブルースの一大イベント「カントリー・ブルース・ヘブンinとよはし」が30日、豊橋市三弥町のライブハウス・アヴァンティで開催される。シンガーソングライターのW.C.カラスをはじめ、ROIKIやコージー大内などブルース界をリードする強者たちが集結する。
 同イベントは2~3年に1度、東京都練馬区の江古田倶楽部が開催。昨年11月には4回目が行われ、遠くは北海道から駆けつけた。
 初の地方開催となった今回は、豊橋市老津町の「自家焙煎珈琲晏煎」店主・櫻井銀次郎さん(54)が出演者らと親交が厚かったことから実現。月1~2回のライブ活動を行う銀次郎さんも初めてステージに立つ。
 カントリー・ブルースは1920~40年代にかけて黒人の間で愛された。「過酷な労働、上向くことのない日々の暮らしを嘆き悲しみ、ギター片手に黒人がその思いのたけを吐き出していた、まさに田舎者のブルース。一方で、繊細でテクニカルなギタープレーにファンも多い」と銀次郎さん。 
 出演者は、ブルース界をリードするROIKIや、48歳で出した初アルバムがブルース界の革命児として大きな話題を呼んだW.C.カラス、方言で歌う「弁ブルース」の開祖となったコージー大内ら7人で、いずれも「ブルース愛に満ちた愛すべきバカたち」。
 実は、体調を崩した江古田倶楽部のマスターへ「豊橋での成功を届けたい」との思いもある。
 銀次郎さんは「これがブルースのど真ん中。マニアはもちろん、聞いたことがない人もギター1本で勝負するブルースマンたちの祭典をぜひ見に来てください」と呼び掛けている。
 ライブは午後5時半開演で、1人5~6曲を演奏予定。チケットは前売り3500円(当日4000円)で1ドリンク付き。
 チケットの購入、問い合わせはアヴァンティ(0532・41・5554)へ。
(飯塚雪)
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