豊橋牟呂小児童が住民と「防災マップ作り」開始

2017/05/03 00:00(公開)
まちを歩きながら危険個所をチェックする児童と住民=豊橋市神野新田町で
 南海トラフ地震に備え、豊橋市立牟呂小学校の6年生約130人が2日、校区内の危険箇所などをまとめる「防災マップ作り」を始めた。
 同校区は今年度、市の「防災まちづくりモデル校区」に指定されており、マップ作りを通じて地域住民と交流しながら防災意識の向上を図っている。
 同校区は三河湾に近く、南海トラフ地震発生時には最大で2~3㍍の津波が想定される。さらに神野新田地区は埋め立て地のため液状化で建物が倒壊する懸念もある。
 この日は、児童と地域住民約40人が7コースに分かれ、通学路を通りながら、古い木造家屋や建物のガラスなど、倒壊したり、落下したりする恐れのあるものなどを見て回った。
 神野新田地区のグループは、歴史に詳しい住民から「昭和28年に大雨で堤防が決壊した際、ここまで水が来た」などと被害を聞き取り。児童らは「屋根の瓦が落ちたら大変」「看板が倒れるかも」など、地震の揺れを想像しながら、危険個所を地図に書き込んだり、写真を撮ったりした。
 戸田萌々果さん(12)は「今まで気が付かなかったが、危険が多いことが分かった」と話した。
 児童たちは今後、防災に詳しい東京大学准教授から助言を受け、結果をまとめる。児童らが回り切れなかった場所は後日、校区住民がチェックし、それも合わせた校区の防災マップを今年度中に完成させる。
(飯塚雪)
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