足で見る知らなかった「御油の松並木」

2017/05/15 00:00(公開)
完歩賞を目指し、御油の松並木を歩く子どもたち=豊川市御油町で
 豊川市御油町の国の天然記念物「御油の松並木」関連の資料を展示する御油の松並木資料館(同町美世賜)が開館30周年を迎えたのを記念し、14日に地元町民参加のウオーキングスタンプラリーが開かれた。
 同館や御油連区、松並木の保存活動に取り組む御油松並木愛護会が初めて企画。発着点となる同館の半径600㍍圏内に10カ所のチェックポントが設けられ、総勢305人がスタンプを求めて歩いた。
 約2㌔の一般コースと、4・6㌔の健脚コースに分けられ、全スタンプを制覇した人には完歩賞として松並木ストラップやいなりんの缶バッジ、ノートが贈られた。
 コースには御油の松並木の他、ストラップの素材となったムクロジが実る勝友寺、御油神社、旧宿場町にあった高札場跡、姫街道の始点などがチェックポイントに指定された。連区長の東賀康さん(69)は「ずっと住んでいても地元で知らないことがある。御油の歴史や魅力を再発見するきっかけになれば。今後は町外の人にも参加してもらうイベントも検討したい」と話した。
 妻、息子と参加した山田修嗣さん(41)は「結婚して御油で暮らし始めたが、夏祭りの時ぐらいしか歩く機会がない。意外と知らなかった歴史も分かり、子どもにもいい機会」と笑顔だった。
(由本裕貴)
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