「ええじゃないか魂創出協議会」豊橋で立ち上げ

2017/05/24 00:01(公開)
設立総会後、「ええじゃないか」と気勢を上げる協議会関係者=豊橋市役所で
 江戸時代末期の1867年に豊橋から起こった民衆運動「ええじゃないか」から今年で150年を迎えるのに合わせ、豊橋商工会議所や豊橋市など官民が一体となって「ええじゃないか魂創出協議会」を立ち上げた。今後、何事も肯定できる前向きな「ええじゃないか」の考え方(魂)を広げ、まちづくりの力に生かす。
 協議会は同会議所、市のほか、市議会、市自治連合会、豊橋観光コンベンション協会などで組織。ワーキング部会を設け、検討する「ええじゃないか宣言」を夏頃に定め、9月の手筒花火を中心にした催し「炎の祭典」で市民に周知、10月の「ええじゃないか豊橋まつり」で関連イベントを実施する。
 豊橋だけにとどまらず、“ええじゃないか魂”を広く伝播させ、魅力あるまちづくりを目指す変革の力の創出を図る。
 設立総会が22日、市役所で開かれ、会長に就いた佐藤元英豊橋商工会議所副会頭は「豊橋オンリーワンの言葉が『ええじゃないか』。考え方をまとめ、自分たちの街に自信を持って発信していけるようにしたい」とあいさつした。
 史実によると、1867年、伊勢神宮のお札が豊橋市牟呂大西町(当時の渥美郡牟呂村)に降り、村人たちが牟呂八幡宮で臨時の祭礼を行った。これが契機となり、そろいの衣装で乱舞、祭礼を行うことが近隣にも広がった。「ええじゃないか、ええじゃないか」の騒ぎは、東海道を通じて伝わり、各地で騒動が起こった。
 当時の民衆のエネルギーを現代に生かそうと、豊橋商工会議所青年部が「ええじゃないか」と「豊橋」の認知度を高め、まちづくりにつなげるため「ええじゃないか豊橋」を合言葉に地域おこし活動を展開してきた。 一方、豊橋市も2010年から「ええじゃないか豊橋」を合言葉にシティプロモーションを展開している。
(中村晋也)
続きを読む

購読残数: / 本

この記事は登録会員限定です
この記事は有料購読者限定記事です。
別途お申し込みをお勧めします。
最新記事

日付で探す

さわらび会 藤城建設 蒲郡信用金庫 光生会 住まいLOVE不動産 虹の森 パーソナルカラー診断の名古屋・愛知
158商品のおすすめドッグフードを比較 hadato 肌を知る。キレイが分かる。 全国郷土紙連合 穂の国