佐原光一豊橋市長の後援会が講談師・田辺さん口演会

　佐原光一豊橋市長の後援会（鈴木伊能勢会長）は23日、同市民文化会館で女性支持者の集い「女性カレッジ２０１７」を開いた。
　地域や企業、家庭で女性に活躍してもらおうと、見聞を広げる機会として開催。浜松市出身の講談師・田辺一邑（いちゆう）さんが講師を務めた。故郷・浜松を中心に各地の偉人を講談に仕立てており、この日は放映中の大河ドラマで取り上げられている女城主・井伊直虎について口演した。
　井伊家の当主となった直虎は奥浜名湖の井伊谷を治め、田辺さんは駿河の今川、三河の徳川が侵攻した時などを紹介。徳川が駿河を攻める際には、本坂峠と井伊谷を通る２つの案があったことを話し、「なじみのあるこの地域の人はすぐ地理が分かるが、東京などでは本坂峠は東名高速道路が通っている付近、井伊谷は第２東名付近と説明するんです」と話し、笑いを誘った。
　徳川家康が和睦を成立させた今川氏真についても触れ「和歌や蹴まりが好きで、その後も文化人として生き延びた」などと説明。ドラマが進行しているところまで紹介し「あとは大河ドラマでお楽しみを」と締めくくった。
　この日は佐原市長の市政報告もあり、豊橋サイエンスコアにある３Ｄプリンタなど最新のデジタル工作機械を利用できるメイカーズ・ラボに関し「女性の利用が増えている。今後、フード・ラボも設けるので、開設する道の駅に出品してもらえるといい」と話し、女性の参画を促した。
（中村晋也）