東三河、遠州、南信州の三遠南信地域の合唱団による「三遠南信文化交流　合唱の集い」（東愛知新聞社など後援）が29日、豊橋市のライフポートとよはしで開かれ、３地域の住民らが歌で交流した。
　豊橋合唱協会（豊橋市）と浜松合唱連盟（浜松市）、飯田下伊那合唱連盟（飯田市）が主催。県境を越えた音楽文化の交流として続け、各地持ち回りで開催、今年で20回目を迎えた。
　浜松、飯田の各地区からそれぞれ３団体、豊橋地区から豊橋合唱協会に加盟する11団体の計17団体が出演。３部構成で行われ、１部は豊橋の各団体が１曲ずつリレーで発表し、２部は浜松、飯田の団体が歌声を披露し、来場者を魅了した。
　最後は、豊橋の11団体約２３０人が合同で混声合唱組曲「心の四季」全７曲を歌い、会場に壮大な歌声を響かせた。
　豊橋合唱協会事務局長の小柳清男さんは「合唱の集いに各地域の特色や団体の持ち味が出るようになりました。団体単独の発表会に浜松、飯田の人も参加するなど交流も進んでいます」と文化交流の成果を話した。
（中村晋也）