豊川のおまつり仲間が「楽々腰かけ」開発

2017/12/17 00:00(公開)
「玄関に1脚いかがですか」。9色ある植物系自然塗料の見本を手にPRする神谷さん=東愛知新聞社で
 豊川稲荷門前のゆたかやふとん店(豊川市西本町、鈴木達也さん経営)で20日、玄関で靴をはく時などに腰かける、おしゃれな座いすの販売を始める。お客さんから「ひざが痛い」などの声をよく耳にして、高齢者のために役立つものをと、鈴木さんの呼びかけに“おまつり仲間”2人が協力して商品開発した。お年寄りらがこのいすを使い、らくらく外出できるようにとの願いを込め、「楽々腰かけ」という愛称を付けた。
 いすづくりに協力したのは、同市南千両2の神谷塗装工業を経営する神谷光明さん(64)と、桜木通2で小田畳店を営む小田忠史さん(53)。3人は毎年7月、門前に近い豊川進雄神社の例大祭で、横笛や太鼓のお囃子(はやし)を30年近く担当してきた。それぞれの職を生かして、今回のいすを製造販売するというわけ。
 きれいな青畳を施したこのいすは、縦37㌢、横43㌢、高さ38㌢。国産タモ材(重量9・5㌔、税別1万7800円)▽ニュージーランド産パイン材(同7・5㌔、1万4800円)▽プリント材(同7・5㌔、9800円)の3タイプを用意する。安定して腰かけられるよう、いずれも“重め”の設計にした上、高さを微調整できるねじも付いている。色は9種類から1つを選ぶことができるのが“売り”だ(パイン材を除く)。その塗料は「小児が誤ってなめても安全」という植物系自然塗料で、「焦げ茶」「さび」「ひまわり」などラインアップしている。
 本社を訪れた神谷さんは、使う人の希望で、いす両端に木製の取っ手を付け、より立ち上がりやすくすることもできますとPR。冬には畳ではなく、座布団に替えることもOK。「将来的に地元・三河材を使ったいすや、3人用など長いすも売りたい」と話していた。このいすは東三河地域なら、注文後2週間ほどで無料配達してくれる。問い合わせは鈴木さん(0533・86・2894)、または神谷さん(86・8157)、小田さん(86・3514)まで。
(藤田彰彦)
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