田原で開催の女性サーフィン大会の物販規制解除訴え

2017/12/20 00:00(公開)
にぎわいあるガールズカップへの支援を呼びかける金子プロ=東愛知新聞社で
 全国で唯一、アマチュア女性だけのサーフィン大会として毎夏、田原市赤羽根海岸で催される「TAHARAおいでんガールズカップ」。今年7月の第15回大会には10~50代のサーファー160人が出場し、600人以上の観客動員があった。しかし現地海岸周辺では、なぜか物販活動が規制され、飲食ブースもないなどにぎわいに欠ける…。来年7月8日の大会を前に、実行委員長の金子藍さん(36)=豊橋市=が関健一郎衆議院議員(39)=希望の党=と東愛知新聞社を訪れ、「特産品などPRができる場。規制しないで活用してほしい」と、支援を呼び掛けた。
 「どうして物販禁止なの分からない。国指定公園だから縛りがあるのか?」と首をひねる関氏。生まれながら地域にサーフィンが溶け込んでいる“湘南ボーイ”(鎌倉市出身)とあって、貴重なガールズカップを盛り上げたいと、金子さんを応援する。
 豊橋生まれの金子さんは18歳からサーフィンを始め、2008年、ポルトガルで開かれた世界選手権へ日本代表として出場。翌09年からプロに転向。「年齢とともに変わっていく女性のライフスタイルに合わせ、どのような環境でもサーフィンを続けてほしい」という願いから、実行委員長の重責を引き受けた。
 全国各地のサーフィン大会を渡り歩いてきた金子さん。その経験から「どの大会に行っても、ご当地の名産や関連メーカーのグッズなどを売っている。そういう出店がないと、スポンサーもなかなか付いてくれない」と指摘する。「お店があってこそ人が集まる。閑散としたところで全国規模のスポーツ大会を開くのはいかがなものか」と関議員。渥美半島活性化のためにも、来年夏は、多くの出店でにぎわう大会を実現させる考え。同市では9月、東京五輪の前哨戦と目される、世界最高峰の国際サーフィン競技大会「ISAワールドサーフィンゲームス」開催も決まっている。
(藤田彰彦)
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