防犯カメラ普及へ 豊橋署とメガネ店が協定

2024/08/23 06:00(公開)
締結式に出席した神谷社長㊧と竹村署長=豊橋署で

 豊橋署は22日、眼鏡販売チェーン店「メガワールド」を展開する「メガネ流通センター」(豊橋市平川町)と、「防犯カメラ(見守りカメラ)の映像提供等に関する協定」を結んだ。警察と民間企業が同様の協定を結ぶのは県内初。

 竹村賢二署長は、豊橋市が同規模の自治体と比べて防犯カメラの設置数が少ないと懸念。市に呼び掛けて、行政が予算を組んで今年度から4年間かけて1000台設置することが決まった。さらに民間でも増やそうと取り組んでおり、その第1号として同社が協力することになった。

 同社は以前から地域の防犯や見守り活動に取り組んでいる。今年5月、市内の豊橋本店と曙店で、駐車場だけでなく、近くの交差点まで撮影できる防犯カメラを設置した。

 締結式が署であり、神谷慶社長は「地域の犯罪抑止に役立ちたい」と話した。竹村署長は「性犯罪や侵入盗が市内で増えている。カメラで抑止効果を上げたい。高齢者の行方不明対策にもなる。民間でも防犯カメラ1000台設置を目指したい」と述べた。

 式後、竹村署長をはじめ防犯担当の署員がメガワールド豊橋本店を訪れ、防犯カメラの設置場所を確認した。【竹下貴信】

防犯カメラで撮影している映像=メガワールド豊橋本店で
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竹下貴信

1973年生まれ、豊川市出身。建設業界に勤務後、96年に入社。2022年から豊川市を担当している。趣味は美術館巡り。ポッドキャストでラジオを聞くのも好きで、さまざまな番組を楽しんでいる。

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