新城市が名古屋・藤が丘にアンテナショップ出店へ

2018/02/25 00:00（公開）

社会政治・行政

藤が丘マルシェに出店した新城市内の業者(同市提供)

　新城の魅力を名古屋地区の人たちに伝えようと新城市は今夏、シティプロモーション事業の一環として名古屋市名東区藤が丘にアンテナショップを出店する。両所は高速バス「山の湊号」で結ばれており、観光情報と物産展示販売を行ってＰＲする。
　新城市は２０１６（平成28）年７月から新東名高速道路を利用して「山の湊号」を運行。名古屋市名東区の「藤が丘駅前」と長久手市の「長久手古戦場駅」を結んでいる。
　名古屋の藤が丘は地下鉄駅があり、住宅地となっており、バス運行からは現地の中央商店街振興組合との関わりも生まれた。新城からは駅周辺で季節ごとに開かれる同組合主催の「藤が丘マルシェ」に出店し、野菜や果物、焼き菓子などの販売を行ってきた。
　アンテナショップは組合からの打診を受けて出店を決断。駅近くの組合事務所内にブースを設けて販売するという。契約を結んだ後の７月以降にも出店する。それまでには新城市商工会やＪＡ愛知東などと販売品目を決めていくという。
　同市ではこれまで16年度に東三河広域連合が事業主体となって東京都内で２カ所で行われたアンテナショップの実証実験に参画。また東京スカイツリーや都内の主要ターミナル駅や名古屋市内の鉄道駅、デパートでＰＲ活動を展開してきたが長くても１週間程度で短期間だった。
　市は現在開会中の市議会３月定例会で関連事業費を新年度予算案に盛り込んで上程している。可決されれば初めて長期的な活動が展開される。
（安藤聡）

購読残数： / 本

この記事は登録会員限定です

この記事は有料購読者限定記事です。
別途お申し込みをお勧めします。

有料会員に申し込む

合わせて読む