つまもの価値高める提案

2018/02/25 12:20(公開)
前回の料理コンテストの様子
豊橋温室園芸農協が4月に消費拡大の料理コンも

 大葉を中心に、菊花、ハーブなどの生産者でつくる「豊橋温室園芸農業協同組合」(豊橋市高洲町、榎島弘光組合長)が消費拡大や生産の効率化に力を注いでいる。消費拡大では、4月に料理コンテストを開き、つまものの新たな使い方を提案。効率化では、大葉の選別・包装施設を新たに建設して人手不足にも対応する。
 料理コンテストは4月10日(火)午前11時から同組合で開く。2年に1度行われる品評会の中で、前回から始まった企画。大葉をはじめ、菊花、花穂、菊葉、エディブルフラワー、ベルローズ(ミニばら)、ハーブの各部会で生産されている、つまものを材料に使った料理を女性部のメンバーが考案。当日は試食して審査する。
 豊橋は全国一のつまものの生産地で、さまざまな商品がつくられている。榎島組合長は「近年は減農薬で栽培できる新品種も開発され、食材として利用する環境が整ってきた。つまものを使った新たな料理を考案し、食材としての価値を高めたい」と意気込む。
 現在、審査員を募集中。申し込みは、住所、氏名、年齢、職業、電話番号、参加の理由を書いて同組合へFAX(0532・31・8780)するか、電話(0532・31・6371)で行う。

人手不足に対応 自動化の新施設

 生産の効率化を目的とした、大葉の選別・包装を自動で行う施設は、組合の敷地内に建設する。今年8月に着工し、来年3月の完成を目指す。
 大葉の選別・包装は内職の方の手仕事に頼っているのが現状だが、専用の設備を導入することで、人手不足に対応しながら効率化を図る。
 施設は2階建てで、延べ床面積は約1700平方㍍。同組合では現在、1日2500ケースの大葉を出荷しており、このうち500ケースを新施設で選別・包装する。
 榎島組合長は「作業の見える化にも貢献でき、将来、海外への輸出にも必要な設備となる。うまくいけば施設を拡大したい」と期待する。
(竹下貴信)
料理コンテストの材料の1つとなり、新施設で選別・包装の自動化が可能となる「大葉」
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