美博で「アールブリュットとよはし」

2018/04/18 00:00(公開)
障がい者らが豊かな感性で手掛けた作品が並ぶ会場=豊橋市美術博物館で
 障がい者理解の促進などを目的に、県内外の障がい者らによる芸術作品を展示する「アールブリュットとよはし 第7回アウトサイダーアート2018豊橋」が16日開幕。17日からは豊橋市美術博物館第3展示室で特別展示「アールブリュットとよはし」が始まった。
 同実行委員会など主催、東愛知新聞社など後援。美術博物館では県内をはじめ、京都や滋賀など全国から出展された障がい者による油彩画やアクリル画、ペン画などの絵画や陶芸品などの立体計134作品を展示している。いずれも既成概念にとらわれない、伸びやかで個性的な作品ばかり。中には昨年フランス・ナント市で開かれた「アール・ブリュット展」への出品作も。
 会場では、2017年「一枚のはがき」アートコンテストに寄せられた約800点の中から選ばれた受賞作10点も合わせて展示している。
 「自由な発想で取り組んだ素晴らしい芸術作品を地域の人に見てもらい、地元の人たちの刺激となれば」と関係者。同館での展示は22日まで。
 また、市内の「WACアグリカフェ」「みんなの居笑」などでも5月12日まで関連展示が開かれているほか、5月12日までの期間中、特別フォーラムやワークショップなど関連行事もいくつか予定されている。
(田中博子)
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