蒲郡信用金庫（蒲郡市神明町、竹田知史理事長）の創立70周年記念式典が21日、同市民会館で開かれた。本、支店、関連会社の役職員ら９２３人が出席。地域社会の発展のために一丸となって業務にまい進していくことを誓い合った。
　竹田理事長は「70年の歴史の重み、お客さまと先輩たちの苦労と思いを今一度胸に刻み、新たな一歩を踏み出していく。創業理念の“愛郷のこころ”と“堅実経営”を肝に銘じ、持続可能なビジネスモデル構築のために心一つにしていきたい」とあいさつした。
　稲葉正吉市長、小池高弘蒲郡商工会議所会頭、寺田達史東海財務局長、清水季子日本銀行名古屋支店長、御室健一郎東海地区信用金庫協会会長がそれぞれ祝辞を述べた。
　続いて地元の蒲郡市に街頭防犯カメラ19台を寄贈するため、竹田理事長が稲葉市長に目録を手渡した。
　記念事業では店舗を構える他７市１町に寄贈品を贈ったほか、蒲郡市と蒲郡商工会議所と連携してプレミアム商品券発行、８月の香港フードエキスポ２０１８に出展などを計画している。
　同金庫は１９４８（昭和23）年４月１日、蒲郡信用組合として出資金１２０万円で設立。51年に信用金庫法に基づき、現在の名称・蒲郡信用金庫に改組した。現在は東三河５市、名古屋市や静岡県湖西市などに計47店舗を構え、預金量１兆２４７０億円、貸出金５８６０億円、自己資本比率14％余となっている。
（安藤聡）