豊橋の磯辺小が文科大臣賞

2018/05/06 00:00(公開)
文部科学大臣表彰を山西教育長に報告した保木井校長㊥と白井教諭㊨=豊橋市役所で
 豊橋市立磯辺小学校は子どもたちの読書意欲を高める特色ある活動が評価され、今年度の「子供の読書活動優秀実践校」として文部科学大臣表彰を受けた。2日には、保木井伸佳校長(58)と白井理惠子教諭(57)が市役所を訪れ、山西正泰教育長に報告した。
 「貸出0冊の子をなくそう」と、同校は図書館の利用方法や勉強で使える本の選び方などを指南するオリエンテーションを全学年で実施。まずは本を身近に感じてもらうよう工夫した。また、人気本の紹介のほか、毎月の読書冊数をランキング形式で発表し、読書家の児童の意欲をさらに高めた。
 学校図書館主任を務める白井教諭の授業負担を減らし、その分、各クラスの調べ学習の手伝いや図書関係の掲示物を充実させるなど、本の魅力を伝える活動に取り組んできた。
 活動が実り、2014(平成26)年度に1万8000冊だった児童への貸出実績は、一昨年度と昨年度ともに5万冊を超えるまでになった。児童1人が月7冊借りた計算になる。
 山西教育長は「インターネットですぐ調べられる時代に図書室へ行く子が育っているのがすごい。活字が好きな子に育ってほしい」と激励。白井教諭は、じっくり本を読む楽しさも教えていきたいと言い、「本の世界でさまざまな想像や体験ができ、生き方の指針も学べる。本がいつもそばにあると世界が広がる気がする。子どもたちには本が読める子に育ってほしい」と今後の活動に意欲を示した。
(飯塚雪)
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