社会福祉法人「一誠福祉会」は、職員が茶道の研修を定期的に受けている。拠点施設の特別養護老人ホーム「作楽荘」(豊橋市王ケ崎町)、介護老人保健施設「ベルヴューハイツ」(同市青竹町)、特別養護老人ホーム「麗楽荘」(新城市矢部)で月に一度、茶道教室を開いている。
1996年に「茶々倶楽部」を発足させて教室がスタートした。新城は麗楽荘のオープンにあわせて99年に倶楽部ができた。茶道の原点は「客人をいかにもてなすか」で、介護の精神にも通ずるものがあるとして、豊橋にある茶道の流派「宗徧吉田流」と深い関わりがあった滝川一興前理事長が職員教育の一環として始め、今も続いている。
作楽荘で21日、滝川一亮理事長をはじめ多くの職員が出席して、宗徧吉田流の西口宗伊さんらから指導を受けた。室内に特設の茶席を設けて、実際に掛け軸、生け花を用意し、茶席での作法の手本を見せた。この後、職員が抹茶と季節の和菓子を味わった。
滝川理事長は「茶席では時間がゆったりと流れます。この時間の流れが私たちに必要で、相手と共有することで距離も縮まります。普段とは違う世界を知り、人生の幅を広げてください」と職員に呼び掛けた。【竹下貴信】
購読残数: / 本
1973年生まれ、豊川市出身。建設業界に勤務後、96年に入社。2022年から豊川市を担当している。趣味は美術館巡り。ポッドキャストでラジオを聞くのも好きで、さまざまな番組を楽しんでいる。
週間ランキング
豊川のプリオにロピア初出店へ 【豊橋新アリーナ】神野会頭、現状危く「時間、税金の無駄」 吉田城復元築城をめざす会が提言書 新アリーナは「一体的に推進すべき」 【新連載】マケインの舞台裏-JR東海編② 地元の認知拡大へ「総選挙」・・・大きくやりたいけどやりすぎない 【連載】マケインの舞台裏-JR東海編➃ 豊橋もアニメも潜在能力無限 【豊橋新アリーナ】近藤氏の政治団体が長坂市長へ公開質問状 中止の補償額ただす 「負けヒロインが多すぎる!」アニメ第2期が制作決定!スペシャルイベントで発表 田原市図書館 レファレンス協同事業で表彰 国会図書館から企画協力員賞 【新連載】マケインの舞台裏-JR東海編③ 大都市圏から「送客」、官民あげコラボ 豊橋市がまちなかエリアの3Dオープンデータ公開 建物の屋根形状など再現日付で探す