蒲郡市博物館で山本さん「忘却の遊戯場」展

2018/08/19 00:00(公開)
滑り台も出展した山本さん=蒲郡市博物館で
 蒲郡市博物館で18日、若手アーティスト支援企画として第2弾となる山本辰典さん(31)=幸田町=の個展「忘却の遊戯場」が始まった。山をかたどった高さ2㍍の滑り台や、スキー服を着て遠望峰山、五井山を目指す映像など5種類の作品を展示している。入場無料。26日まで。
 同館は昨年度、閑散期となるこの時期にスペースの有効活用をしようと若手アーティストに作品展示の機会を提供。1日7000円の利用料を免除したり、展覧会の告知や搬入作業をバックアップした。昨年は県内で活動する女性2人が絵画などを出展した。
 山本さんは県立蒲郡東高校、愛知教育大学を卒業。高校まではサッカーで部活動に励んだが、美術の世界を目指した。制作だけでなく子どもたちへの美術教育にも取り組む。
 今回出展が決まった後に博物館内を見学して制作に取り組んだ。会場で一際目を引くのは滑り台。角材を組み上げて高さ2㍍、幅8㍍で側面に緑色の板を飾って山をイメージさせた。
 さらに映像作品では「遠望峰山」と「五井山」の山を目指してスキー服と用具を持って登るシーン、「蒲郡のマクガフィン」では会場にビニールシートでかたどった船を並べ映像では船を持って竹島橋を歩くシーンを流している。
 「博物館に来て蒲郡の忘れ去られた記憶を思い起こしてもらえれば」と山本さん。
 期間中20、21の両日は休館。
(安藤聡)
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