豊川JCイベント「秘密基地大作戦」

2018/08/20 00:00(公開)
原田さん㊥の助言で、周囲の景色と同化した秘密基地を作った子どもたち=桜ヶ丘公園で
 豊川青年会議所(夏目喬之理事長)は18、19両日、桜ヶ丘公園などで「できるかな2018~秘密基地大作戦in桜ヶ丘ミュージアム~」を開催した。子どもらによるオリジナルの秘密基地が同園内に登場し、来月2日まで一般向けに展示されている。
 市内の小学4~6年生約40人が4グループに分かれ、公園の林で秘密基地づくりに挑戦。芸術家で豊橋市出身の講師・原田章生さんに助言を受けてアイデアを出し合い、木陰や木の根元に木材を使った1・8㍍の立方体の空間を築き、壁面にペイントを施した。
 テーマは「秘密ではない場所に作る秘密基地造り」。周囲の地形や景色になじませて建物を隠すカモフラージュの技法を使ったり、アニメキャラクターの絵に顔出し用の穴を開けるなど、個性あふれる基地が誕生した。不気味さを強調し、大きな目を描くグループもあった。
 御油小5年の近藤あこさん(11)、りこさん(11)の姉妹は、「夢」をテーマに虹や雲、中央に立つと背中に羽根があるように記念撮影ができる絵を描いた。2人は「現実の世界には絶対にない紫色の雲にした。インスタ映えするので写真を撮りに来てほしい」と期待した。
 原田さんが制作したデモンストレーション用と合わせた5基は一般公開されている。原田さんは「見る人を楽しませるような発想を大切にしてほしい。驚かせたり、怖がらせたりすることも魅力の一つ」と話した。
(由本裕貴)
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