豊橋市花田町の企業「Lirem」は、エムキャンパスで15日に開かれる「第3回火―Okoshiアワード」最終プレゼンテーションの観覧参加者を募集している。東三河の高大生が自分の価値観や興味関心を言語化し、活動プランをプレゼンする。
代表の籔内龍介さん(24)は、21年に東海地区の5大学で企画した「Tongaliビジネスプランコンテスト」で最優秀賞を獲得し、起業サークルを結成した。本格的に起業家の生まれる土壌をつくろうと同年に「Lirem」を創業。自分の経験も踏まえ、アイデアを形にする場が必要と考え生まれたのが「火おこし」だった。
22年の第1回目は、武蔵精密工業などの協力を得て12人の学生が参加した。「発表後に大学の授業の管理アプリを制作するなど、学生に変化が起こったのがうれしかった」と振り返る。
3回目の今年は、過去最多の22人が参加。東三河の起業家や社会人ら助言を送るメンターやサポーター、スタッフは60人に上る。
8月下旬の合宿では人生をグラフ化したり、社会人と話し合ったりして、自分の価値観ややりたい活動を言語化。社会課題やニーズをアンケートやヒアリングをして分析した。午前4時までプランをつくる人もいた。
サポーターで参加する豊橋技術科学大学の宮本弘之教授は「学生に影響されて、自分の炎が燃え上がります」と話す。籔内さんは「熱量の高い場をつくれるように頑張ります」と語った。詳しくは専用サイトで。
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1998年浜松市生まれ。昔からの夢だった新聞記者の夢を叶えるために、2023年に入社した。同年からスポーツと警察を担当。最近は高校野球で泥だらけの球児を追いかけている。雨森たきびさん(作家)や佐野妙さん(漫画家)らを取り上げた「東三河のサブカルチャー」の連載を企画した。読者の皆さんがあっと驚くような記事を書けるように日々奮闘している。趣味はプロ野球観戦で大の中日ファン。