東三河にも台風24号の爪痕

豊橋
　台風24号の被害は各地で起き、豊橋市で64歳と70歳の男性がそれぞれ、割れたガラスによる右足のけがや、強風による転倒で頭部にけがを負った。
豊川
　豊川市では、中央通の駐車場で高さ３㍍、幅５㍍ほどの店舗看板が倒れた。市役所では、先月４日の台風21号の時と同様にマツの巨木が折れた。
蒲郡
　蒲郡市では、生命の海科学館玄関付近の天井板がはがれて落下。けが人はなかった。また、県三河港務所蒲郡出張所によると、商工会議所南側の海岸部では船が護岸に接触し、設置されているフェンスが破損した。
新城
　新城市八束穂地内の道の駅「もっくる新城」では、暴風により屋根の一部がめくれて吹き飛んだ。このため同所では一部の業務を取りやめた。近くのＪＲ飯田線では、線路架線部分に倒木や土砂の流入が見られた。田原市では、倒木などの被害が発生した。
農業被害
　農業面では、豊橋市で養鶏の２棟ほどの屋根がつぶれ、中のニワトリに被害。定植が畑で始まったキャベツの苗も、株が飛んだり、葉がちぎれたりした。田原市ではビニールハウスが破れたり、倒木などがあるものの、大きな被害はなかった。豊川市千両や篠束、金沢各町などでは丸型のビニールハウスが全壊するなどでキャベツやミカンなどの農作物が不良品になる被害が出た。
（取材班）