台風24号の影響 豊川の観光地で倒木被害

2018/10/04 00:01(公開)
固定具を残した倒れたマツもある中、強風に耐えた若木=御油の松並木で
 先月30日夜に東三河に最接近した台風24号の影響で、各地で倒木の被害が起きている。豊川市では歴史にまつわる観光スポットで被害が大きく、地元住民や団体による復興作業が進んでいる。
 豊川市御油町の旧東海道にある国の天然記念物「御油の松並木」は、江戸時代に徳川家康が植樹を命令したとされる観光地で、約600㍍にわたって大小328本のマツが立ち並ぶ。
 今回の台風による強風で、このうち近年植えられていた若いクロマツ16本が倒木。4本は修復困難と判断して伐採したが、松並木の保護活動を続けている御油松並木愛護会(東賀康会長)によって12本が立て直され、固定する措置を取った。
 樹齢400年以上ともされるマツの巨木は無事で、大きな枝が折れる被害も確認されていないが、9年前から地元御油小学校の児童が卒業記念に植樹している若木が被害を受けた。東会長は「せっかく子どもたちが植えてくれたマツだからかわいそう。1本でも多くよみがえってくれれば」と願った。
 また、一宮町の三河国一宮・砥鹿神社では、境内にある樹木5本が倒れた。倒木によって社務所の屋根が損壊したり、電線が引っ張られて電柱が倒れる事態となったが、本殿などは無事だった。
 毎月第3水曜に同神社にキッチンカーなどを集めて飲食販売する「とが楽市~しかファミリー~」は、今月13日に予定通り開催する。
(由本裕貴)
倒木で電線が引っ張られ、倒れた電柱=1日、砥鹿神社で
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