無火災、無災害を祈願 豊橋市の消防出初め式

2019/01/06 00:00(公開)
伝統のはしご演技を披露する福岡分団と大村分団=豊橋球場で
 新年のスタートにあたり、豊橋市の消防出初め式が5日、豊橋球場で開かれ、消防関係者らが防火への誓いを新たにするとともに、無災害を祈念した。
 市消防署や消防団、企業の自衛消防隊、女性防火クラブなどから1092人、消防車両42台が参加した。
 佐原光一市長による観閲に続き、消防音楽隊の演奏に合わせ、参加者や出動車両の分列行進が繰り広げられ、団員らは集まった人たちにりりしい姿を見せた。
 佐原市長は、災害に見舞われた1年だった昨年を振り返り、同市も台風被害があったことを報告。「南海トラフ巨大地震に備え、災害対策充実の必要性を強く感じたところで、防災・減災対策を推進する」とし、公共施設の耐震化、消防力の強化などを挙げ「地域防災力の強化に努める」と決意、参加者には「市民の負託に応えるよう一層精進することを期待する」と呼び掛けた。
 参加者全員で「火の用心」を三唱し、無火災、無災害を祈願した。
 式典後、アトラクションがあり、江戸時代の伝統を伝える消防団はしご演技を福岡、大村両分団が披露。団員らが一致団結して妙技を見せ、心意気を示した。
 あけぼの幼稚園児の鼓笛隊演奏、消防による一斉放水なども行われた。
(中村晋也)
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