田邉氏を守る会が緊急の宣伝行動

2019/01/23 00:00(公開)
高裁の決定を前に、緊急で宣伝行動を行った守る会=豊橋駅前で
 2002(平成14)年の豊川幼児殺害事件で服役中の田邉雅樹受刑者(51)について、名古屋高裁が25日に再審開始か、棄却かの判断を下すのを前に、田邉氏の無実を信じる市民団体「えん罪豊川幼児殺人事件田邉さんを守る会」(福住幹生会長)などが22日朝、豊橋駅周辺で緊急の宣伝行動を行った。
 会員ら15人が参加し、豊橋駅前ペデストリアンデッキ、新幹線口側玄関、渥美線の新豊橋駅周辺の3カ所で実施。25日に決定が出ることを記したチラシと、事件において田邉氏の無実を示すポイントなどをまとめたチラシを入れたポケットティッシュ1500個を通勤・通学で行き交う市民らに配った。
 今回は署名活動は行わず、守る会事務局長で、国民救援会豊川支部の支部長を務める渡辺達郎さんは「まずは25日の決定に注目してほしいという意味で実施しました。より多くの人に事件に関心を持ってほしい」と話した。
 豊川市内のゲームセンター駐車場で幼児が連れ去られ、三河湾で遺体となって見つかった事件では目撃証言や物的証拠がなく、裁判では田邉氏の捜査段階の自白の信用性が争点となった。2016年7月に再審請求した弁護団の30以上の証拠提出を受けて、高裁は田邉氏に異例とも言える2度の意見書提出を求めており、判断が注目される。
(由本裕貴)
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