豊橋ちぎりLC35周年大会

　豊橋ちぎりライオンズクラブ（河合茂樹会長）のチャーターナイト（ＣＮ、認証状伝達）35周年記念大会が17日、豊橋市花田町のホテルアソシア豊橋で開かれた。会員らは、創立以来、力を注いできた文化・教育、福祉、環境保全の事業を振り返りつつ、今後の奉仕活動に決意を新たにした。
　同クラブは１９８３（昭和58）年、豊橋みなとライオンズクラブをスポンサーに結成。大会には、来賓やライオンズクラブ国際協会３３４－Ａ地区（愛知県）の浜島清美ガバナー、東三河のライオンズクラブの関係者、会員ら計約１２０人が出席した。
　式典では、野川澄二記念大会実行委員長が歓迎の言葉を述べたのに続き、河合会長があいさつ。豊橋市中学校英語スピーチコンテストなど各事業を説明し、35周年記念事業として実施したＪＡＸＡ（宇宙航空研究開発機構）の宇宙飛行士古川聡さんの講演会を紹介した。
　「宇宙に関わる仕事に就きたいので、今やるべきことが学べた」など、聴講した子どもたちから寄せられた感想とともに事業実施の意義を強調し、河合会長は「創設時の情熱と英知をつなげていきたい」と述べた。
　このあと、スポンサークラブの草野剛みなとクラブ会長が「感動を与えられるような奉仕活動を継続していただき、互いに社会奉仕に切磋琢磨（せっさたくま）、共に発展していきたい」、来賓の金田英樹豊橋市副市長も「間もなく新たな時代。各種団体と力を合わせ、人づくり、まちづくりを進めていくので、協力、支援をお願いしたい」と今後の活動に期待を寄せた。
　また、35年の歩みや、宇宙飛行士講演会、継続している中学校英語スピーチコンテスト、盲導犬育成支援、ホタルの幼虫ふ化・放流の支援などが映像で紹介された。
　式典後、祝宴が行われ、オープニングでは、ちぎりクラブが主に歩んできた平成時代のヒット曲などを豊橋市立二川中学校吹奏楽部が演奏した。
（中村晋也）