豊川信用金庫が能登半島地震の復興支援

2024/09/13 06:00(公開)
震災義援金の贈呈式で目録を渡す真田理事長㊨=輪島市役所で(提供)

 豊川信用金庫は、能登半島地震の復興支援として、北陸応援年金旅行を2班に分けて催行した。3~5日の日程で、4日には真田光彦理事長が輪島市役所を訪れ、震災義援金として100万円を寄付した。

 年金旅行は計350人が参加。1泊2日の日程で石川県加賀市の山代温泉「瑠璃光」に宿泊し、金沢市の「ひがし茶屋街」や「近江町市場」を訪ねた。石川県が掲げる支援プラン「買って応援・泊まって応援・食べて応援」に協賛した。

 また豊川信金は5月から、全職員が「復興支援応援ランチ」に取り組んでいる。「食べて応援・石川県」に賛同したもので、ご当地食材として有名な金沢カレーの元祖「チャンピオンカレー」を味わっている。半年間で食費総額と豊川信金が出す食費補助額との差額100万円を寄付金にした。

 義援金の贈呈は、今年5月にイオンモール豊川で開かれた「出張輪島朝市」で、豊川信金が100%出資する「地域商社みかわ」が関わったことから輪島市に決めた。輪島市に支店がある「のと共栄信用金庫」が仲介した。贈呈式が輪島市役所であり、真田理事長が坂口茂市長に目録を渡した。

 式後、真田理事長らが朝市をしていた場所や輪島港、白米千枚田を訪問した。朝市の場所は、公費解体が始まったばかりだった。輪島港は地盤の隆起で水深が浅くなったため、約300隻あった漁船は別の港に寄港していると聞いた。白米千枚田では、道路が土砂崩れで通行止めになっており、隆起した海岸に通した臨時の道で交通を確保していた。現地の復旧復興は始まったばかりとの印象だったという。

 

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竹下貴信

1973年生まれ、豊川市出身。建設業界に勤務後、96年に入社。2022年から豊川市を担当している。趣味は美術館巡り。ポッドキャストでラジオを聞くのも好きで、さまざまな番組を楽しんでいる。

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