豊川市が今年度ふるさと納税返礼品発表

2019/04/10 00:00(公開)
市内の事業者が提供するふるさと納税の返礼品=豊川市役所で
 豊川市は今年度のふるさと納税の返礼品を発表した。新規2件、取りやめ2件で、昨年度と同じ全28種類。事業者が無償提供する商品や体験など、追加・拡充も含めて多分野で提供される。
 今回はプロバスケットボールチームの三遠ネオフェニックス提供で、選手と楽しむ田植え体験(1万円以上)を新たに追加。6月1日に障害者支援施設・シンシア豊川の田んぼで選手と田植えで汗を流し、その後日帰り入浴施設・本宮の湯で疲れを取る。豊川市出身で日本代表の太田敦也さんは「僕も地元のお米を食べてこんなに大きくなった。できれば一緒にお風呂に入って疲れを取りたい」と笑顔でPRした。
 また、新規で神谷塗装工業は風呂に入れる「ひのきたまご」を20個セットで提供(1万円以上)。浴室にヒノキの香りが広がり、子どもたちににも人気で、干すと繰り返し使用できる。
 このほか、リニューアルでは兼升漁業生産組合が設立50周年を記念して「とよかわ鮎(あゆ)10㌔」を50セットで、乗本畳店は畳製の名刺入れやアイパッドケースを提供する。
 昨年度の商品だった3事業者による工芸品の腰掛けは、総務省が返礼品として禁止する家具と見なされるため廃止。また、市や一部店舗による市民向け体験型返礼品も、地元市民への返礼ができなくなったことで取りやめとなった。
 ふるさと納税サイトからの申し込みやクレジットカード決済が可能で、昨年度は356件から751万5500円の納税があり、保育園へのエアコン設置費を募るクラウドファンディング(112件、268万1600円)も含まれる。
 返礼品一覧など、問い合わせは企画政策課(0533・89・2126)へ。
(由本裕貴)
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